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フライングシアター自由劇場 第二回公演
あの夏至の晩 生き残りのホモサピエンスは終わらない夢を見た
8人の俳優たちは皆、夢を見ている。或いは誰かの夢の中に浮遊する。
8人の俳優たちは皆、森と呼ばれる夢の時空を彷徨う。
8人の俳優たちは皆、ピラマスとシスビーの悲恋を演じ、恋をする。
妖精のいたずらが巻き起こす恋の騒動を描いた
滑稽な幻想劇「夏の夜の夢」。
世界各国で様々な形で上演され、映画や絵本、ダンスやオペラ、音楽にもなった人気作だ。
串田和美はこれまで同作の演出を三度手がけてきたが、
今回は元宝塚トップスターやコンテンポラリーダンサー、劇団はえぎわや花組など
出自の全く異なる8人の俳優とともに、
独特の発想で偉大なる原作の中に入り込み、解体し、
見知らぬ、或いは極く身近な人類が共有する夢と捉え、21世紀の我々の世界を見据える。
そしてその夢を舞台の上に創り出そうとする。
それこそが彼にとって最も演劇的行為だと思えるからだ。
至高の宴が今、夏至の晩に開かれる。
6月6〜12日に東京公演、6月21、22日にルーマニア・シビウ国際演劇祭の正式招聘上演を経て、
松本ではその凱旋公演となります。
かつて同演劇祭には「夏祭浪花鑑」(十八世中村勘三郎主演・串田和美演出・美術)で2008年に初参加し、
その凱旋公演は信州まつもと大歌舞伎の始まりにもなりました。
シビウ市内にある演劇メインストリートには勘三郎丈と串田のウォーク・オブ・フェイムが永遠に刻まれ、そのご縁は今も松本へと繋がっています。
原作
ウィリアム・シェイクスピア『夏の夜の夢』
翻訳
松岡和子
脚色・演出・美術
串田和美
キャスト
大空ゆうひ